ラブソングを聴くと胸を締め付けられるのはなぜ!? 

こんにちは。

昨日とは違って今日は冷たい雨ですね、明日からは木枯らしが吹いて寒くなるようです。

気温差で風邪引かないよう体調管理に気をつけて下さいね・・・

さて世の中にはたくさんのヒットソングが溢れていますが、なかでもラブソングは男女問わず人気ですよね。
歌詞に自分の恋愛を重ねてときめいたり、相手を想って切なくなったり、恋愛中にラブソングを聴くと心が揺さぶられてしまうものです・・・実はこの心理現象には、ラブソング特有のパワーが秘められているそうです・・・

若い女性はロマンチックな歌詞のバラードを聞くと、男性のデートの誘いにのりやすくなっていることが調査の結果明らかにされたというデータを発見しました。ということは、同じラブソングでもポップな曲調よりもバラードを選んだほうが恋愛には効果的ということです?

そもそも、バラードというものはゆったりとした音楽をイメージしますよね。ゆったりとしたテンポの曲調の音楽は速めのテンポの音楽に比べて、声を出すときに声帯がゆっくり振動するという特徴があります。フレーズの歌い始めや歌い終わりをゆっくりと発声する歌いまわしは、生まれつきの声の高低に関わらず、胸に響く低めの音色がより多く含まれます。女性が声の低い男性に惹かれるように、歌声でもこの低い響きは女性にとって大きな魅力であり、心を動かすということが起こるのです。
以前の記事でも、低い声の男性がモテる理由をお伝えしましたが、歌声にも同じことが言えるんですね!

人間は悲しみや嘆きの感情を表すとき、『あーあ、なんでこうなるの~』といった具合に語尾をのばす傾向があります。ゆったりとしたバラード曲で低音の長く声がのばされると、聴いている側に悲しみや嘆きの感情を連想させ、メランコリックな感情を呼び起こすのです。弱さを見せる男性に対して、女性は母性本能をくすぐられるといいますが、バラードを聴いているときもこれに似た心理状態を招いているとも考えられるのです。

ラブソングに多いバラードの歌声は、音声学的な観点からも女性の心を揺さぶる要素があったんですね。
さらに人気のラブソングには共通の法則があるんです、人気のラブソングには、低い音域のメロディだけではなく、サビで高い音域を含んでいる曲が多いです。なぜこのような曲が人気かというと、低い声の歌声は、安定感や理性的な印象を人に与えますが、低めの平坦なメロディが続くと、退屈さを感じさせてしまいます。しかし、高い音域のメロディがあることで曲に起伏が生まれ、感情的・情熱的な印象を人に連想させるのです。
その高低差があるバラード曲こそ、長い間支持されるラブソングなんだと思います。

つまり、低くゆったりとした歌声で始まり、サビで高音に到達するというのが肝になっているんですね。たしかに、サザンオールスターズの『真夏の果実』だったり、MISIAの『Everything』、レミオロメン『粉雪』などが、その法則に当てはまるといえそう。
そのほかにもこの法則に乗っ取ったラブソングはたくさんありそうです。このラブソングに秘められたパワーを、告白前やデート中にぜひ利用してみては如何でしょうか?

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